モノを減らしたら、経験に迷わず使えるようになった話
こんにちは、ぱいん夫婦のホウリです。私は夫の海外駐在をきっかけに、海外での生活を送っています。
前回の記事では、私たちがなぜ「モノより経験」にお金を使うようになったのか、その背景について書きました。
今回はその続きとして、「じゃあ、その分どこでお金を使わないようにしているの?」「実際、何を削っているの?」という疑問にお答えしたいと思います。
「全部に少しずつ使う」生活が一番つらかった
海外駐在というと、日本にいるときよりもお給料が増え、余裕のある生活というイメージを持たれることも多いと思います。
実際、周りを見渡すと、ブランド品を買ったり、外食や交際費を増やしたり、生活水準を一気に上げている方も少なくありません。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。
ただ、私たちが実際に生活してみて感じたのは、「全部に少しずつお金を使う生活は、意外と満足度が低い」わりに、何に使ったのか思い出せない出費だけが増え、浪費感が強いということでした。
帯同直後は、友人も少ないため支出は多くありませんでした。
友人が増え、遊びが増えると日々の支出の「回数」が激増。
気付けばたくさん出費している事態になっていました。
私たちが「お金をかけない」と決めているもの
そこで私たちは、お金を使わない領域をかなり明確に決めることにしました。現在、意識的にお金をかけていないのは次のものです。
ブランド品・高級ファッション
海外駐在をしていると、ブランドバッグや時計を持っている方を見かける機会が増えます。着こなしている方を見ると、正直、素敵だなと思うこともあります。
ただ私たちにとっては、(特に衛生環境が日本とは比べ物にならない海外では)使用頻度が高くないこと、生活の満足度が大きく変わるわけではないことが引っかかり、ここにはお金を使わないと決めました。
また、直近の円安もあいまって免税の恩恵を受けたとしても日本で購入した方が安いケースが多く、海外で購入するうまみも少ないです。
そのかわりに、家の近所に大きなショッピングモールが複数あるため、休日にブランド店舗を回り、目を癒すことで満足させます。
ちなみに中国では多くの人がブランド品を身にまとっていますが、
現地で生活していると「実はレプリカも多い」と聞くこともあります。
食器・生活雑貨
これは私自身が少し後悔している部分でもあります。
海外生活を始めた当初、キラキラした生活にあこがれて、食器や生活雑貨を少しずつ買っていきました。
おしゃれなプレートやカトラリー、グラスなど、毎日使うものだからこそ少し良いものをと思い…
ただ実際に生活してみて気づいたのは、駐在生活では食器や生活雑貨は自然と増えていくということでした。引っ越し時に前任者から譲り受けたり、知人や会社関係からいただいたり、気づけば「質の高い生活雑貨が十分ある」状態になります。
また、駐在して日常生活を過ごしていると歴代駐妻から引き継がれ、高品質だが低価格なお店を紹介されることが良くあります。私自身、その中でお気に入りの店を見つけてから、家族の人数分必要な食器については必ずそこで購入し統一感を持たせるようにしています。

結果として「贈り物」+「お気に入りの店」ですべてそろえることが出来るため、それ以外で購入することはなくなりました。
流行り物
便利そうな家電や最新ガジェットを見ると、「これがあれば生活が変わるかも」と思うことがあります。
ただ、少し時間を置いて考えると、数ヶ月後には使わなくなっていたり、思ったほど生活は変わらなかったり、管理するものが増えるだけだったりすることがほとんどでした。
言語対応の面でも最新のものは日本語表記がないため、使いこなせないこともあります。
また、世界的に人気となったラブブのように中国初のトレンドは最近多くあります。
現地に住んでいる分、日本よりは入手しやすいのですが「本当に欲しいのか」と立ち止まって考えると、そんなころとはないケースほとんどです。
そのため、「欲しい」と思っても一旦保留し、休日に回すようにしています。
そうすると不思議と欲しい気持ちは落ち着いていきます。
見栄のための消費
これは一番大きなポイントかもしれません。
周りが持っているから、駐在だから、せっかくだから。
こうした理由での消費は、あとから振り返ると満足度が続かないことが多いと感じました。
私たちは「うちはこれでいい」と思えるラインを、夫婦で共有しています。
使わないと決めると、使うときに迷わなくなる
不思議なことに、使わない領域を先に決めると、使うときに迷わなくなります。
週末の外食や旅行、ホテルステイなどにお金を使うときも、「無駄遣いしている気がしない」という安心感があります。
これは、前回書いた「モノより経験」という価値観が、生活の中で形になってきた結果だと思っています。
使わない領域を決めてから、他人と比べることが減りました。
「あの人は持っている」「あの家庭はもっと使っている」といった考えが、自然と頭に浮かばなくなったのです。
その代わりに、「次の連休はどう過ごす?」「どこに行こうか」といった前向きな会話が増えたように思います。
まとめ|使わないと決めると、使う時間が豊かになる
私たちは、ブランド品、食器・生活雑貨、最新ガジェット、見栄のための消費にお金を使わないと決めました。
その結果、週末の外食や旅行、ホテルステイといった経験の時間を、迷いなく楽しめるようになりました。
これは「モノより経験」という価値観を、現実の生活に落とし込んだ結果だと感じています。
このブログでは今後も、①駐在ライフ、②お金の話、③お買い物、④旅行・ステータスの4つのカテゴリで、駐在だからこそ積めた経験を発信していきます。


