はじめに
2024年もあっという間に過ぎ、早2か月が経過。海外駐在生活にもすっかり慣れてきました。駐在員は「給与が高い」と思われがちですが、実際の収支バランスはどうなのでしょうか?
本記事では、2024年の収入・支出の内訳を公開し、リアルな駐在生活の状況をシェアします。「海外駐在を目指している方」「駐在生活のコストを知りたい方」にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ナツです。私は今、仕事の関係で中国に駐在しています。
私自身、赴任前は駐在中の収支についてイメージが湧かなかったため、本記事が皆さんの疑問解消に繋がれば幸いです!
収入(手取り)
¥13,266,084
※一部、仕事等で立替えた金額も含まれます

2024年は一年を通じて駐在していましたが、手取りベースでも大台の一千万円を突破しました。最大の要因は駐在による各種手当です。以下で詳しく見ていきます。
要因①手当
駐在員の給与体系は会社によって異なりますが、日本の給与ベースに手当が加算され、日本と海外それぞれに給与が支給されます。主な手当は以下の通りです。
✅海外勤務手当
✅帯同/単身手当
✅地域手当
✅超勤手当の見合い分
要因②物価指数
海外払いの給与は現地の物価等によって算出された指数が掛けられます。中国は外食の物価が高いことや日本との生活環境が異なるため、指数が比較的高く出ます。
そのため、海外払いの給与は日本払いの給与よりも多くもらうことが出来ます。
ちなみにこの指数は外部から提供されたデータを用いていますので、多くの会社が似た結果となっています。
要因③海外払い給与の税金は会社負担
もう一つ非常に大きい点が海外払い給与にかかる税金は会社負担である点です。
すなわち、海外払い給与=手取り額となっています。
これは国ごとに給与にかかる税制が異なり、駐在国による税負担の不平等をなくすためのようです。日本払いの給与には税金が発生しますので、海外払いの給与が多くするほど手取りが増えます。
要因②③から、海外払い給与を最大限に多くすることで手取り額が増やしています。
支出
¥6,589,492
※一部、仕事等で立替えた金額も含まれます


2024年はこれまでの人生で一番多くの支出をした一年でした。要因は駐在期間中にできる自己投資をしたいと考えたからです。以下で詳しく見ていきます。
要因①趣味・娯楽費の増加
👛2,771,095円
「駐在中だからこそ出来ることを」という考えのもと、娯楽費に多くの金額を使いました。
✅SFC修行
✅マリオット修行
✅旅行
✅一時帰国費用
娯楽費といえど短期完結型の支出だけでなく、中長期で恩恵を受けるための自己投資型支出にお金を使った一年でした。費用対効果が高く、個人的には大変満足していますが、2025年は娯楽費を大きく減らしたいと考えています。
なお、SFC修行とマリオット修行についてはこちらの記事もご覧ください!


要因②特別な支出
👛1,281,205円
一度きりで発生する、特別な費用を入れています。2024年は特殊なイベントが続き、非常に大きな出費となりました。内訳は主に友人の結婚式出席3回(≒弾丸帰国の費用含む)、兄弟の新築祝い、祖母の長寿祝いになります。
こちらも2025年は大きく減らすことができると思います。
要因③食費の増加
👛834,441円
食費は月平均約7万円ということで、日本にいる時よりも大幅に増加しました。
スーパーの食材の値段は安いため自炊をすると食費はあまり掛からないのですが、どうしても日本食が恋しく、外食に行くとそれなりに値段が掛かります。
また、日本に一時帰国する際は暴飲暴食しがちです。泣
食費は無理に切り詰めてもストレスになるので、
ムリに節約しないようにしています。
トータル収支
💴6,676,592円の黒字
収入も支出も過去最高額で大幅な黒字となりましたが、貯蓄率という点では課題が残る一年になりました。駐在期間のボーナスをいかに資産形成に繋げていくかもしっかり考えていきたいと思います。
- 収入:駐在員手当の恩恵を受け、大幅増加
- 支出:SFC修行や特別な支出により、大幅増加
- 反省:日常生活ではお金を使っていないものの、2025年は飛行機に乗る回数が多すぎました。。。
2025年の抱負
2024年は収入も増えた分、支出も増えた一年でした。特殊要素が多かったため2025年は支出の大幅削減にチャレンジします。
- 収入:引き続き駐在期間のボーナスを享受
- 支出:マイルやポイントを活用し前年-300万円に挑戦
- 収支:年間収支+1000万円に挑戦
最後に
あまり情報が多くない駐在生活の収支ということで、私自身の2024年収支について記事を書きましたが、いかがでしたでしょうか?
2025年もリアルな収支や工夫について発信していきますので、ぜひチェックしてみてください!